言葉を聞くこと

2022年4月スタート予定の新規事業・移動スーパーのエリア及び顧客開拓は、老齢化率の高い広島市内の団地を1軒1軒、チラシをもってまわること。

地図のコピーを片手に、1軒ずつ「ピンポーン♪」を押して、ご在宅の場合はご挨拶から。


『こんにちわ●●スーパー●●店です。

4月から週2回ほど、こちらの地域を移動スーパーでまわらせていただくことになりました。

今日はそのご挨拶におじゃましました。』


①はい、ちょっと待ってね。表に出ますので。

②はい、わかりました。

③うちは結構です。


だいたいが①~③の反応。

これに対して、それぞれの対応がある。

①の場合は、ご興味ありと受け止めるが、お話しを聞くとそれぞれのご事情がある。

ついこの前免許返納したばかりだったり、息子さんやお嫁さんやご近所さんに買い出しを頼んでいるや、宅配事業の他社は事前の注文で字が見えにくくて面倒だし冷凍品が多い。

他にも色々な声があるが、

「(移動スーパーが)来てくれたら助かるわ、嬉しい、ありがとう!」

これが私たちにとっての最高の声・言葉。


ある日、約30棟くらいある市営アパートの広場で井戸端会議中のお母さまたちに遭遇。

『こんにちわ!』とこっちが配ろうとしたチラシを見て、

「いらない、いらない。うちは結構です」と速攻の返し。

それでも、

『●●スーパー●●店です。

4月から週2回ほど、こちらの地域を移動スーパーでまわらせていただくことになりました。

今日はそのご挨拶におじゃましました。』

と、説明すると対応が急変(豹変?)

「え?スーパーが来てくれるん?いつ?何時ごろ?助かるわ!アパートのみんな喜ぶよ!

ありがとう!チラシ頂戴頂戴、そりゃあええわ!」

こちらこそ、ありがとうございます。


団地内を杖をついてお散歩中のおじいちゃんや、バス停から降りて荷物をかかえているおばあちゃんに挨拶をすれば、同じように喜んでもらえる。


ちなみに②の反応の場合、

『ご案内のチラシをポストに入れておくのでご覧いただけますか?今後ともよろしくお願いします』

と言ったら、

「今はまだ買い物に行けるけど、いずれお世話になると思うので、その時はよろしくね」

と言われる買い物弱者予備軍が結構いらっしゃる。


時代背景や生活環境が変化する中で、買い物インフラがどうあるべきか?

実際の会話の中に課題・ヒント・アイデアがたくさん散らばっている。


地域課題解決の原点は、生活者一人一人の言葉・声をきくこと。

(多くの政治家さんもよく同じことおっしゃってますけどね、どうなのでしょう?これも課題)





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